校長挨拶


                         校長挨拶

なんと今年も「かいごの学舎in清瀬」を開催します!
経済的なバックアップもなく、皆様の参加費だけで行うこの企画が4回目を迎えられるのも、参加してくださる多くの方々や、過去に講師としてご協力いただいた方々、会場を提供してくださっている日本社会事業大学のおかげであると深く感謝しております。
以前のご挨拶でもお話ししていますが、最初に開催した2014年は、単年開催のつもりで、まずは、このような勉強の場を皆様に提供することで精一杯でした。
ところが、皆様方のアンケートに目を通させていただくと、次回以降の開催を望んでいただく声が大変多かったこともあり、お祭りごとが大好きな実行委員が再度終結し、2回、3回と開催したところ、年々参加者も増えていき、前回は348名(実行委員含む)の方々にご参加いただきました。
大きな赤字であれば、次回以降の開催は困難となるのですが、これがまた微妙になんとか収支のやり繰りが可能な範囲であったことから、今回も開催の運びとなりました…汗

それではここですっかり恒例になってしまった「かいごの学舎in清瀬」の企画の趣旨や開催までの経緯についてご説明させていただきます。
私たち実行委員会のメンバーは日ごろの仕事で知り合っただけでなく、その中の数名が、青森県の八戸学院大学で毎年行われている「かいごの学校」で繋がりました。
「かいごの学校」は地元八戸市だけでなく、青森県内をはじめ近隣の岩手県の介護従事者の方々を対象に行われている勉強会で、大学教員と地元の介護従事者が共に実行委員会を立ち上げて企画し、1日かけて学生気分を味わいながら様々な講義を選択方式で学べる勉強会です。
私も毎年参加させていただいていますが、大変楽しい勉強会で(詳しくは「まなびやのうら」を参照して下さい)、その取り組みに感銘を受け、東京でも同じような勉強会が開催できないか…と話し合い、今回の取り組みに至っております。
また、私たち介護福祉に従事する者への評価は厳しく、以前から国の介護保険に関する審議会等では、介護従事者の質の問題が度々話題となっており、批判的な意見も多く、より質の向上が望まれています。
このことは私たち現場で働く者としては、憤慨する部分もありますが、一方で納得させられる部分もあり、大変複雑な思いがあります。
であれば、介護福祉の仕事に従事している私たちの手で、同じ現場で働く方々が学会や行政に縛られない勉強会を作ってみてもいいのではないか?と考えたのも1つの動機です。
(このような思いを胸に開催してきた「かいごの学舎in清瀬」ですが、過去3回の開催状況につきましては、「まなびやのうら」や「過去の学舎」でご確認下さい。)

そして今回のテーマ『 自分革命 ~介護福祉の魅力を奏でよう~ 』についてです。
「革命」の意味を調べてみると政治的な革命以外の広義な意味で「事物のある状態から他の状態への急激な変化一般を意味する。」だったり、「物事が急激に発展・変革すること」となっています。
であれば、1年に1度しか開催されないこの「かいごの学舎」という機会を大切にしていただき、当日学んでいく過程で、参加する皆様自身の中で大なり小なり、様々な革命を起こしてもらえれば、素晴らしいものだと考え、今回のテーマとさせていただきました。
2014年 「さぁ始めよう… ちょこっと学んで、つながろう!」
2015年 「チェンジ  チャレンジ  アレンジ」
2016年 「希望のファンタジスタ」
2017年 「自分革命 ~介護福祉の魅力を奏でよう~」

ん…この流れは?
まずは始めて、アレンジしてみて、ファンタジスタになったものの、自分を振り返りながら、変革を試みる…みたいな流れのイメージですよね!笑


毎年、皆様の要望にお応えできるよう、様々な企画を考えています。
特に今年は、前回のアンケートの結果から、呼んでもらいたい講師にお願いしたり、カフェ形式で参加者同士で話しができる機会を持ってもらいたい…等、皆様方の夢を叶えていく実践まで試みております。
毎回毎回、「今回が最高レベルの学舎だった」と思っているのに、更に上を目指すなんて、どれだけ無謀なことをやっているのかと実行委員長自らが呆れかえっていますが…汗
(なんせ、ふつうに現場で働く者が集まって準備している手作り勉強会ですので…)

最後に、毎年お伝えしている、少し真面目なお話を…

私たちは有志で集まり「かいごの学舎 実行委員会」を立ち上げて準備しています。特に財政的な後ろ盾もなく、仕事や勉強会で知り合った仲間とそのネットワークと、「多くの仲間たちに学んでもらいたい」との志だけで動いております。

今回も講座を担当していただく講師の方々にもその旨をご理解いただき、たくさんの介護福祉の現場で働く方々にご参加いただけるよう3000円の参加費で行うこととさせていただきました。

この企画を周りの仲間の方にもご紹介いただき、少しでも多くの介護福祉従事者が「かいごの学舎」の生徒として学生気分を味わいながら楽しんでいただけたら幸いです。

これから当日に向けた準備に関しまして、さまざまな不備もあろうかと思いますが、お気づきの際には遠慮なくご指摘下さい。
特に、受付→振り込み確認→受講票発送 までの手続きについては、実行委員各自が就業後に集まり行っているため、大変時間がかかってしまいます。
当日の参加に不安がある場合は、まずはメール等でお問い合わせ下さい。

当日、受講された皆様と一緒に、介護福祉の魅力が奏でられるよう準備して待ってま~す!

ただし、やっぱり来年以降の開催はお約束できないですからね…笑

                               かいごの学舎in清瀬 実行委員会委員長 大山 弘一郎

 

追伸
最近では、この取り組みが広がり、埼玉、千葉、広島、郡山でも同じような勉強会が開催されるようになりました。
(八戸のパクリ企画がパクられています…笑)